アパートやマンションでもご近所トラブルはありますが、一軒家でもご近所トラブルはあり、特に都会よりも田舎の方が多いような気がします。
途中で田舎の一軒家へ引っ越したり、父親の代ぐらいから田舎に住んだりした場合は、昔から住んでいる人とご近所トラブルになるケースがあるしょう。
そこで今回は、田舎の一軒家に住んでいるとよく起こるご近所トラブルの問題をご紹介しますが、実はすべてわが家で起こったことです。
さらに、ご近所トラブルの問題が起きたとき解決策として実際に行ったことも、トラブルと合わせてご紹介するので参考にしてください。
これから田舎の一軒家へ引っ越そうとか、田舎へ移住しようと考えている人は、この記事をよく読んでから検討してから決めましょう。
犬の鳴き声などの騒音トラブル!
都会で犬の鳴き声があったら、自治会からや匿名で注意をすれば解決されることもあるでしょうが、田舎だとそう簡単には行きません。
特に騒音を出している家が、何代も続く名家や自治会長や議員だった場合は、うかつに注意と遠回しに嫌がらせをされるからです。
匿名で自治会や警察に注意をお願いしても、どこからか情報を手に入れて注意した人を見つけるから、結局は嫌な思いをするでしょう。
騒音の家が普通であっても、田舎の場合は「犬の鳴き声ぐらいでうるさい」と、逆に文句を言って来る可能性もあります。
騒音の原因はご近所の家なのに、注意した方が嫌な思いをしてしまうのが、1つ目の田舎の一軒家のトラブルです。
騒音問題の解決策
匿名で注意するのも危険だと、あとは警察ぐらいしか考えられませんが、さすがに警察も犬の鳴き声などの騒音では出動しないでしょう。
自治会に言っても、誰が苦情を出したのかすぐに分かってしまうので、嫌な思いをするだけだから言わない方が賢明です。
そもそも犬がうるさいのに、気が付かないような家は注意をしても効果がなさそうなので、耳栓や窓を閉めてガマンをするしか解決策はないでしょう。
強制的に加入させられる隣組制度トラブル!
都会の一軒家に住んでいても、自治会などに強制加入させられるでしょうが、田舎の場合は自治会のようなものだけでなく、隣組にもほぼ強制に加入させられます。
断ることもできるのですが、その際にはご近所さんから確実に嫌がらせや陰口を言われてしまうので、それが嫌だから加入している人も多いんです。
主な活動はお葬式の手伝いがメインで、隣組の首長になると自治会や日本赤十字の集金、自治会の会議や各行事への参加なとがあります。
この中で最悪なのがお葬式の手伝いで、一家族から最低でも1人を出さなければならず、手伝いはお通夜とお葬式の2日間もあり、会社を最低でも1日は休まなければなりません。
そんな組制度に加入しないと、ご近所さんから嫌がらせをされたり陰口を言われたりするのが、2つ目の田舎の一軒家のトラブルです。
隣組制度問題の解決策
一軒家に引っ越した人で、ご近所さんと付き合いたくない場合は、隣組へ加入させられそうになったらしっかり断ること。
父親の代から隣組に加入している人は、代替わりをする際に隣組を管理している自治会の首長へ、隣組から抜ける旨を届けてください。
その際に自治会まで縁を切ってしまうと、隣組ではない人たちまで敵に回してしまうから、自治会の会費だけは払った方が良いでしょう。
勝手に家の中へ入る不法侵入トラブル!
都会の一軒家の場合ご近所さんが来るときは、インターホンを鳴らして応答があってから、敷地内や家に入ると思いますが田舎は違います。
田舎の人は、インターホンがあってもまず鳴らすことはなく、いきなり敷地に入りそのまま玄関を開けるので、普通に考えたら不法侵入です。
仲の良いご近所さんだったら、不法侵入とは思わないけど、過去にあったのは家をリフォーム中に施工している大工の知り合いが、勝手に家に入っていたことがありました。
そのときは大工さんがいなかったから、全く誰だか分らず「どちら様ですか?」とこちらが聞く始末で、どう考えてもこれは不法侵入。
本来なら許可をもらって家に入るべきところを、全く許可も取らず家に入ってしまうのが、3つ目の田舎の一軒家のトラブルです。
不法侵入問題の解決策
田舎の場合、昼間なら在宅中だと玄関のカギを掛けないことが多いのですが、それだと図々しいご近所さんは勝手に入って来ます。
玄関ではなくても、勝手口やリビングの大きなサッシから入ろうとすることもあるので、解決策としてはしっかり戸締りをすることでしょう。
注意をする解決策もありますが、勝手に家へ入ってくるような人は注意を聞かないので、たぶん言うだけムダだと思いますよ。
どこまで私有地かでもめる土地トラブル!
本来ならどこまでが自分の私有地で、どこからが隣の家の私有地かある程度は分かるはずですが、田舎の場合はちょっと違います。
何十年も前に隣り合った土地の所有者が、口約束で土地の境界線を決めてしまうことがあり、どこからどこまでがかなりあいまいです。
ご近所さんが住み続けていれば特に問題はないですが、引っ越して土地を売ったり、所有者が亡くなったりすると、境界線の問題が出てきます。
わが家の場合は、祖父が口約束で境界線をご近所と決めてしまい祖父が亡くなったあと、ご近所さんが土地を売ることになり問題が起きました。
口約束で土地の境界線を決めた場合に、私有地がどこからどこまでなのか分からなくなるのが、4つ目の田舎の一軒家のトラブルです。
土地問題の解決策
一軒家に引っ越してすぐだったら、ご近所の人と私有地がどこからどこまでか確認するか、地積測量図で調べた方が良いです。
わが家のようなケースだと、口約束を反故されてしまうこともあるので、境界線がどうなっているのかご近所さんと話し合いましょう。
話し合いなどでトラブルが解決されない場合は、土地家屋調査士に依頼をして、境界線をハッキリさせた方が良いかもしれません。
人の家のことに首を突っ込むプライバシーのトラブル!
都会の一軒家に住んでいる場合は、ご近所さんとの距離を適度に取ると思いますが、田舎の場合は全く距離を取りません。
以前の記事でも書きましたが、田舎は監視社会だから平気で人のことに首を突っ込んでくるので、プライバシーなどないも同じ。
特にお節介が好きな人は、頼んでもいないのにプライバシーに首を突っ込むので、うかつに家のことを話したら大変なことになってしまいます。
わが家は大丈夫でしたが、双眼鏡で家の中をご近所さんにのぞかれた人もいるらしく、カーテンや窓を開けるのは注意が必要でしょう。
心配してくれるのはありがたいけど、ご近所さんが人の家のことに平気で首を突っ込んでくるのが、5つ目の田舎の一軒家のトラブルです。
プライバシー問題の解決策
田舎の一軒家に引っ越して間もない場合、ご近所さんがどんな人か知らないでしょうから、簡単に心を開いてあれこれ話してはいけまんせん。
ご近所さんと距離があっても、双眼鏡でのぞく人もいるから、外がよく見える窓にはカーテンをした方が良いでしょう。
家のプライバシーを守りたいなら、口が堅いご近所さんであっても、個人的なことをできるだけ話さないことがプライバシーを守る解決策です。
まとめ
今回ご紹介した田舎の一軒家に住むと起こる5つのご近所トラブルとその解決策!はどうでしたか?
都会の一軒家でも起こりそうなご近所トラブルもありますが、田舎の一軒家の場合は、すべて起こる可能性があります。
その証拠に今回ご紹介したご近所トラブルは、すべてわが家で起こったことだから、他人ごとだと思わないようにしてください。
特に土地のトラブルは、最悪の場合は警察や弁護士のお世話になるかもしれないので、解決策をできるだけ早く取った方が良いでしょう。
住む家を自分で選べるように、ご近所さんも自分で選べたら、ご紹介したようなトラブルは起きないんですけどね。
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