まだ若い人なら、まだ急ぐ必要はないけど、40代を過ぎていれば親も高齢になり、死んだときのことを、考えませんか?
自分の場合は、父が20歳を前に死んでおり、聞きたかった質問を、1つも聞けなかったから、本当に後悔をしています。
そこで今回は、親の死が訪れる前に聞くべきことを、全部で10個ほどご紹介するので、親が元気なうちに聞きましょう。
特に長男は、家督を継ぐと思うので、生前にしっかり聞かないと、親が死んだあと、面倒なことになるかもしれません。
まだ親が元気だとしても、必ず死は訪れるから、遠い将来ではなく、近い将来と考えて、忘れずに質問をしてください。
自分が生まれたときのことを聞く!
自分に記憶がない幼少期のことを、親の死が訪れるまでに、どんな子供だったか知る上で、必ず聞く必要があります。
幼少期のことなんて、知る必要がないかもしれませんが、結婚して子どもができたとき、親から聞いたことが役に立つかもしれません。
それに、自分がどんな子供なのかを知れば、これからの人生に役立つかもしれないので、やっぱり聞いた方が良いですよ。
できれば、見方が違う父と母から聞いた方が、どんな人間なのか分かるはずなので、両親が健在のうちに、聞きましょう。
祖父母がどんな人だったのかを聞く!
年齢が40代を過ぎると、すでに祖父母は年齢的に、亡くなっているだろうから、どんな祖父母だったかを、当人から聞けないはず。
祖父母がどんな人で、どんな人生を歩んで来たのか、自分のルーツを知る必要があるから、親の死が訪れるまでに聞きましょう。
子供がいる人だと、自分だけじゃなく子供だって、ルーツを知りたいはずだから、祖父母のことを聞いた方が良いですよ。
独身の人は、聞いても意味ないと思うでしょうが、もしかしたら、祖父母の人生から、生きるヒントをもらえるかもしれません。
親がどんな人生を歩んだのかを聞く!
祖父母の話を聞いたら、次は父や母が、どんな人生を歩んできたのか、親の死が訪れるまでに、聞いていください。
親が、どんな人生だったか分かれば、自分が生まれた意味や命の大切さ、さらには使命感が、芽生えるかもしれません。
親の夢を、代わりに叶えようとする人は多いので、生きる意味を見失いつつある人も、親が歩んだ人生を聞いた方が良いですよ。
祖父母と両親の歩んだ人生を知れば、自分がどんな性格か、どんなことに向いているかなど、いろいろなことが分かるでしょうね。
親せきとの関係性や付き合い方を聞く!
親が健在なら、親せきと付き合ってくれますが、親が死んだら、次は自分たちが代わりに、親せきと付き合わなければなりません。
親せきの中には、付き合わない方が良い人もいるでしょうから、死が訪れる前に、関係性や付き合い方をしっかり聞きましょう。
酒癖が悪い、借金を抱えている、人間性に問題があるなど、縁を切った方が良い親せきは、事前に分かった方が良いですからね。
わが家の場合も、父が死んだあとに、問題のある親せきが分かったから、できれば父の生前中に、把握しておくべきでした。
家や土地などの権利関係を聞く!
長男の場合は、親が死ぬと家や土地などを引き継ぐはずなので、権利関係がどうなっているのか、事前に聞きましょう。
死んだあとに、実は借家や借地だったと聞くなら、死ぬ前に聞いておいた方が、今後をどうするか、検討できますからね。
また祖父母の時代から、名義を変更していない場合もあるので、相続で面倒を起こさないためにも、権利関係は重要です。
できれば家や土地のことは、死が訪れる前ではなく、親が元気な頃に、今後をどうするのか含めて、家族で話し合いましょう。
預貯金や借財がどうなっているか聞く!
家や土地のことが分かったら、トラブルを起こさないために、預貯金や借財があるのか、親の死が訪れる前に、聞きましょう。
そこそこの財産があった場合は、死んだあと相続でトラブルになるから、親が元気なうちに、相続の対策を取ってください。
借財の場合は、額がどれくらいなのか、完済までどのくらいなのかなど、事前に把握していれば、死んだあとでも大丈夫のはず。
相続のことは、一人で聞いてしまうとトラブルの元なので、こちらも家族がそろった状態で、聞いた方が良いですね。
家族に隠していることはないか聞く!
親が死んだあと、隠し子がいたなんて、滅多にないだろうけど、もしかしたら、他に隠し事があるかもしれません。
親は、墓場まで持って行きたいだろうけど、あとでバレるような隠し事だったら、死が訪れる前に、白状させてください。
隠し事の内容によっては、権利関係・預貯金・借財と同じようなトラブルを、起こす可能性もあり、死んだあとに知るのは大変。
特に父の場合は、たくさん小さな隠し事を、持っていると思うので、母には内緒だと言ってから、話してもらいましょう。
延命治療など病気の治療方法を聞く!
親の死が訪れるときは、不慮の事故の除くと、大抵の場合は病気のはずで、なにかしら治療を、受けているかもしれません。
もし、意識がなくなり植物状態になった場合、延命治療 をするかどうかなど、病気の治療方法を聞くべきでしょう。
自分の父の場合は、死ぬ1週間前ぐらいから、意識が不安定になってしまい、本人が望む治療をしてやれませんでした。
延命治療は、お金も掛かるので、家族の負担も増えてしまうから、その点を考慮しながら、親にどうするべきか聞いてください。
どんなお葬式にして欲しいか聞く!
家族としては、親を盛大に送りたいと思い、大きなお葬式にする人もいるでしょうが、親が同じ意見とは限りません。
盛大なお葬式をすると、たくさん義理ができてしまい、残った家族に負担が掛かるから、密葬が良い親もいますからね。
そこで親の死が訪れる前に、盛大なお葬式が良いのか、ひっそりとした密葬が良いのかを、しっかり聞いてください。
自分の死んだ姿を家族以外に、見せたくない人もいるので、親が望む送り方をするのが、子供の最後の務めなのでは?
家族へ託すことはないか聞く!
死ぬ間際だと、なかなか聞けなかったり、忘れたりするから、できれば元気なうちに、家族へ託すことがないか聞いてください。
やりたかったことや夢があった場合は、親が元気な頃だったら、手伝って上げることで、叶えてあげられるはずです。
昔から続く古い家柄だと、先祖代々からの形見、語り継がれている話しなど、親から子へ託すことがあるでしょうね。
親が元気な場合は、「託す」を使うと重々しいから、「やりたいことはない?」くらいの言い方が、良いかもしれません。
まとめ
自分の年齢が40代を過ぎると、親も高齢になっていだろうから、真剣に親の死を、考える必要があります。
親が元気だとして、老いは必ずやって来るので、これは遠い将来の話ではなく、かなり近い将来の話です。
年齢が若い人でも、自分の父のように早く死ぬこともあるから、ご紹介した10個は、早めに聞きましょう。
特に、相続の問題が発生しそうな家の場合は、親が元気なうちに聞かないと、あとで大変になるかもしれません。
親の死は、あまり考えたくないけど、いつか必ず訪れるから、後悔しないためにも、しっかり聞いてください。
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