「落ち込んでいる人を励ます際に大丈夫や頑張れに代わる言葉はある?」
落ち込んだ人を見るとつい口から出てしまうのが、「大丈夫」や「頑張れ」などの励ましの言葉。
ただし、励ましの言葉は言われた側からすると、気分を害しているかもしれないから注意が必要です。
例えば頑張っている人や大丈夫じゃない人に、「頑張れ」や「大丈夫」などを言うのは無責任すぎる発言。
実は自分も言われた経験があり悪気がないのは分かっているけど、上記の言葉でかなりイライラしました。
そこで今回は励ましたとき「頑張れ」や「大丈夫」などに代わる言葉を、それぞれご紹介します。
全く根拠がない「大丈夫だよ」は無責任な言葉
病気や心配事のある人に励ましの言葉で「大丈夫」を使いますが、これほど無責任な言葉はありません。
無責任な理由は「大丈夫」の根拠が1つも存在しないのに、励ます言葉として安易に使うからです。
「大丈夫」を使う場合、根拠があれば励まされたとき納得するだろうけど、根拠がなければ無意味。
特に病気の人は全く根拠がないのに大丈夫と励まされても、愛想笑いをするぐらいしかできないのでは。
根拠がなければ大丈夫と励ました際、逆に傷つけるかもしれないから代わり言葉を使うべきでしょうね。
「大丈夫」を使わずに黙ってうなずく
「大丈夫」と軽々しく言うくらいなら、なにも言わず黙ってうなずくのが、正しい励まし方でしょう。
特に病気の人は病気になったことを知って欲しいだけなので、励ましの言葉は特に必要ありません。
そんなときは黙って話を聞きうなずいてくれたら、気持ちが和らぐので隣に寄り添ってください。
仕事で失敗した人にも「肩や背中を軽く叩いてうなずく」ことで、励ましている気持ちが伝わりますよ。
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うなずく際はアイコンタクトも忘れないようにしましょう。
凄く頑張っている人に「頑張れ」は場違いな言葉
励ましたいときに一番に使うのが「頑張って」とか「頑張れ」で、実際に言う人も多いのでは。
そもそも頑張っている人に「頑張れ」と励ますのは、まだ頑張りが足りないと言われた方は感じます。
イチロー選手も「頑張れ」と言われるのが嫌いらしく、頑張っている人にはダメな励ましこ言葉です。
でも、頑張っている人に励ましの声を掛けるとしたら、やっぱり「頑張れ」になるのが現状でしょう。
英語では「good job」と励ますらしいけど、日本語には似た言葉がないのでちょっと難しいかも。
「頑張れ」を現在進行形に変える
頑張れに代わる言葉として、「頑張れ!」ではなく「頑張ってる!」と励ますのはどうでしょうか?
頑張っている人は頑張っている最中なので、声を掛けるなら現在進行形の方が合っていますよ。
この言葉を頑張っている人が聞けば、自分が頑張っていると勇気づけられて力を発揮できるはず。
落ち込んでも頑張っている人を見たら、「○○さんは頑張ってるぞ!」と力強く励ましてください。
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「頑張れ」はプレッシャーに感じるから使うのは止めましょう。
努力をした人に「努力が足りない」は酷い言葉
仕事や試験で失敗をした人に「努力が足りない」「努力が必要」も、励ます言葉としてはダメです。
努力が足りない人なら使って良いけど、本当に努力した人へ「努力が足りない」は間違いなく失礼。
そもそも努力の定義は人によって違うので、失敗したとき簡単に「努力」を使うべきではありません。
5時間の勉強でも努力したと言えるし、逆に10時間しても努力が足りないとも言えるはずですから。
では「努力が足りない」と励ましそうになったとき、代わりにどんな言葉を使うのが正しいのでしょうか?
「足りなかった」のは実力の方です
自分がある試験に落ちたとき「実力が足りなかっただけ」と、当時の彼女に励まされたことがあります。
当時は絶対に一発で合格したかったから、信じられないくらい努力をしたのですが、結果は見事に不合格。
そんなときに努力ではなく実力が足りなかっただけと言われて、落ち込んだ気持ちが癒されました。
ポイントは努力したことをしっかり認めた上で、「今度は実力をつけよう!」と励ましてください。
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努力は誰だってするんだから励ます言葉に向きませんよ。
なにも知らないのに「大変だったね」は驚く言葉
父が死んだときいろいろな人に、「大変だったね」と励まされましたが、これも使うべきではありません。
自分の場合は「大変だったね」と言われた際、「なにも知らないくせに」と相手に対して思いました。
特に年配の人たちは「大変だったね」と言って、励ますフリをしたあと詳しく話を聞いてきますから。
仮に「大変だったね」と言われて励まされた気分になるのは、同じような境遇に遭った人たちだけです。
同じ境遇なら相手の気持ちを理解して「大変だったね」と言えますが、そうでない人は使わないように。
「大変だったね」は止めて話を聞くこと
大変な経験をすると誰かに話してスッキリさせたいから、励ます際は「話を聞くよ」と言いましょう。
前提として「他の人にも教えない」と条件をつければ、込み入った話でも安心して話せますからね。
実際に自分も父で大変だったとき、興味本位ではなく真剣に話を聞いてもらい気持ちが楽になりました。
励ます際は「いつでも話を聞くから遠慮なく言って!」と、言ってあげるだけでも気持ちは伝わりますよ。
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大変だったのは当たり前なので励ましには全くなりませんよ。
緊張をほぐす「気にするな」は逆に意識する言葉
最後の励ます言葉は「気にするな!」と言われた場合、逆に意識するから使わないのが正解です。
自分の場合も「気にするな!」と言われた際、もっと気になり励まされた気分にはなりませんでした。
特に仕事でミスをした際に「気にするな!」と言われたら、またミスをしそうだから完全に逆効果。
そもそも「気にするな!」と言われて、「分かりました!気にしません!」なんて人はいないでしょう。
励ましたつもりがもっと気にさせてしまい、またミスをするかもしれないから使うのは止めてください。
「気にするな」ではなく気にしよう。
自分と同じような人は「気にするな」と励ますのではなく、「気にしろよ」と言うのはどうでしょうか。
逆説と同じで「気にするな」と言われたら気にするから、逆に「気にしろよ」と言えば気にしません。
昔から「失敗は成功の母」と言い、ミスを意識すれば成功へのヒントになるので、こちらが正解。
ただし、本当に気になる場合もあるから「ミスしたことを教訓にしろよ」ぐらいが、ちょうど良さそうです。
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「気にするな」と励まされても気にするのが人間です。
「大丈夫」「頑張れ」に代わる言葉『まとめ』
励ます言葉を安易に使うと逆効果になるから、ご紹介した言葉はあまり使うべきではありません。
実際に励まされた人が傷つくこともあるので、相手の気持ちを考え正しい言葉なのかを考えましょう。
特に「大丈夫」や「大変」はなにも知らないくせにと思われるので、使わない方が絶対に良いです。
ただし、自分が経験していることなら「大変」や「大丈夫」を使うと、相手は受け入れてくれますよ。
これからは5つの励ます言葉を正しい言葉に変えて、落ち込んだ人など見たら使うようにしてください。
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相手の気持ちになれば5つの言葉が間違いだと気づくはずですよ。
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