「田舎は風光明媚なところで移住したら楽しい生活が待っていそう!」
自分は生まれてから40年ぐらい田舎に住んでおり、田舎がどんなところかを熟知しております。
田舎は住みやすそうだから移住したい人も多いでしょうが、リアルな田舎を知ったら後悔の連続。
まだ家を買う前なら後戻りはできるので、田舎へ移住する前にリアルな田舎を知りましょう。
リアルな田舎を知っても移住したいなら止めないけど、1つでも引っ掛ったら移住はお止めください。
昔から住めば都と言うけど、すべての田舎が都ではないから過度に期待するのは危険ですよ。
田舎へ移住したい人は意外と多い
アンケート結果を見てみると、東京で暮らす人の約4割(40.7%)が、地方へ移住する予定・今後移住を検討したいと回答しています。更に関東圏以外の出身者を見てみると、東京を離れ別の地方に移りたいと考える人は約5割(49.7%)に達しています。 年代別では、男女共に10・20代の若い層の移住への関心は高く(46.7%)、50代でも男性は比較的高く(50.8%)、一方女性の方は少し関心は低く(34.2%)なっています。
出典:東京脱出を夢見ている人が4割!?数字で見る田舎暮らし
URL:https://allabout.co.jp/gm/gc/468604/
All Aboutのアンケートで、東京に暮らす人の約4割が地方への移住の予定や検討したいと答えました。
移住したい理由はスローライフへの憧れだろうけど、田舎でスローライフができるとは限りません。
自分は田舎に40年以上も住んでますが、スローライフとはほど遠い生活なので現実は違いますよ。
実家へ帰るなら、どんな田舎か分かって上なので移住の心配はないけど、見知らぬ田舎はかなり危険。
昔から理想と現実にギャップがあるから、リアルな田舎を知った上で移住を検討した方が良いでしょうね。
田舎にずっと住んでる人は都会へ移住したと思ってますよ。
移住したら後悔する理由①『生活費が高い』
みなさんが住んでいる都会は、スーパーやディスカウントストアがたくさあるので食料品が安い。
でも、田舎はスーパーが1つあれば良い方でド田舎へ行けば個人商店しかなく、食料品の価格が高い。
最近は電力の自由化で電気代を安くなるけど、田舎は参入する会社がないので電気代も変りません。
他にはガソリン代・ガス代・水道代・電話代など、価格競争が起こらず都会に比べるとかなり割高。
自給自足するなら別ですが、なにかと田舎は物価が高いので裕福な人ではないと生活するのが大変。
物価の安い都会に比べると田舎は物価が高いので、生活費が掛かるから移住すると後悔しますよ。
安いと思われる家賃も場所によっては意外と高いです。
移住したら後悔する理由②『交通手段が少ない』
都会の生活に慣れている人が田舎暮らしを始めると、真っ先に思うことは車がないと不便なところ。
田舎の場合は都会のように頻繁にバスが走ってないし、路線も少ないからが交通手段は車がメイン。
そもそもバスなんてド田舎へ行けば1時間に1本あればマシな方だから、移動手段にはなりません。
家が駅に近ければ移動は楽だけど、田舎へ行けば行くほど駅が遠くなるから必然的に交通手段は車のみ。
スーパーがあっても凄く遠かったり、役場や病院や学校なども歩いて行くには遠すぎて、移動は本当に不便。
不便を楽しめるなら田舎に暮らしても大丈夫だろうけど、不便が楽しめない人は後悔するでしょうね。
友人の家は駅まで徒歩2時間は最低でも掛かります。
移住したら後悔する理由③『遊ぶ場所が全くない』
都会だと住んでる街や近くの街に遊ぶスポットがあるけど、田舎の場合はご承知の通り何もありません。
遊びに出掛けたくても都会へ出るのは時間が掛かり、田舎で遊べる場所と言ったら山と川ぐらい。
移住した当初はもの珍しくて楽しいだろうけど、そんな生活がずっと続くとさすがに飽きるはずです。
外に飽きたら家でネットと思うかもしれませんが、光回線が通ってない田舎もまだありますからね。
実際に自分の田舎は光回線がなく今もADSLだから、オンデマンド放送はキレイに見えません。
都会にいた頃と同じ遊びをしたくても田舎は無理だから、時間を持て余して後悔するでしょうね。
光回線があればまだマシだけど田舎は厳しいですね。
移住したら後悔する理由④『面倒なしきたりが多い』
田舎には伝統的な「しきたり」があり、良いとか悪いとか関係なくその「しきたり」に縛られます。
どんなに面倒なことでも昔からの「しきたり」が優先され、便利な方法があっても変えられません。
例えば近所の人が亡くなると他の住人に知らせるのですが、わざわざ1件ずつ訪問して伝える必要がある。
普通に考えれば電話の方が楽なのに、「しきたり」と言う理由だけで何十年間ずっと同じ方法のまま。
理にかなう「しきたり」なら良いけど理不尽な場合は、リベラルな考え方の人は耐えられないでしょう。
田舎は「しきたり」を好むの保守的な人が多いで、リベラルな都会の人は理解できず移住すると後悔します。
何十年も住んでる自分ですら田舎のしきたりを理解できません。
移住したら後悔する理由⑤『お歴々との付き合い』
往々にして田舎のお歴々は男尊女卑の傾向が強く、我が家のような父がいない一家を軽視します。
また移住してきた人を「新参者」とか「よそ者」と言い、同じように軽視して大柄な態度を取るんです。
近所の人に会えば「こんにちは」と言うけど、田舎のお歴々は相手が格下だと挨拶はしません。
返ってくる返事は偉そうな態度で「うん」や「はい」と言い、目を合わせずそのまま通り過ぎるだけ。
生まれてからずっと田舎の住人でも、相手が女性であれば見下すからお歴々の人たちはたちが悪い。
お歴々がいる限り「新参者」とか「よそ者」と見下されるので、移住すると後悔するでしょうね。
田舎のお歴々は威張ってばかりで何の役にも立ちません。
移住したら後悔する理由⑥『市町村の選挙』
都会の選挙は候補者の演説がうるさいくらいで済むけど、田舎の場合はもっと煩わしいことが起きます。
選挙になるとお歴々やそのブレーンが、推してる立候補者の個票に名前を書いて欲しいと頼みに来るんです。
仮に個票を断ると村八分の扱いを受けるので、断ることは難しく何枚も個票を書かされるのが田舎の選挙。
他には、頻繁にお願いの電話や立候補者のブレーンからお願いされ、面倒なことがとにかく多い。
投票日には誰に投票したか選挙へ行ったのかをチェックされたり、もし選挙へ行かないとこちらも村八分。
そんな選挙で受かるのは私利私欲しかない人たちだから、田舎には夢も希望もなく移住すると後悔します。
市町村長選挙だと地域が真っ二つに割れるので本当に大変です。
移住したら後悔する理由⑦『プラバシーがない』
常に田舎の住人は地域の安全を守るために、近所の監視活動しているのをみなさんは知ってますか?
どんな仕事をしいるのか。恋人はいるのか。誰と仲が良いのかなど、常に監視の目を光らせ住人を監視。
知人の田舎では知らない住人から、「お宅のお嬢さんが男と手をつないで歩いている!」と知らせに来る始末。
自分が彼女を家へ呼んだとき、バレないようにしたけど数日後「いつ結婚をするの?」と噂になりました。
さらに個人的なことを話すと、連絡網が整っておりすぐ知れ渡るから、田舎にはプライバシーはないです。
田舎の住人は三度の飯より人の噂が好きなので、監視されたくない人は移住すると後悔しますよ。
田舎の監視レベルは。CIAやKGBぐらい能力がありますね。
7つの後悔する理由がない田舎は存在するのか?
田舎に移住すると7つも後悔する理由があるので、耐えられない人は移住しない方が絶対に良いです。
しかし、それでも田舎に移住したい人がいるはずだから、その人におすすめの田舎をご紹介します。
ポイントとしては田舎と都会が混在してる地域であり、適度に便利で適度に不便な場所がベスト。
いろいろと探した結果、東京にお住まい方は中央線の終点・高尾駅が条件的にピッタリだと分かりました。
風光明媚でありながら新宿へ簡単に行けるし、路線は中央線と京王線の2本もあるから交通の便も良い。
高尾駅周辺は駅から少し離れれば山や川がある田舎だから、遠くの田舎へ行く必要はありませんよ。
将来を考えれば適度に便利な田舎じゃないと生活が大変です。
移住したら後悔するリアルな田舎の姿『まとめ』
うるさい都会から離れ静かな田舎へ移住したい気持ちはよく分かるけど、田舎は甘くありません。
実際に田舎へ移住したあと、失敗に気づき数年後に都会へ戻る人が、ご近所さんにいましたからね。
移住するには自然環境と同じくらい生活環境も大切なので、しっかり見極めないと確実に後悔します。
見極める方法は田舎を下見する際、すれ違った人と挨拶や会話をすれば、どんな田舎か分かるはずです。
ちなみに自分の田舎の場合、自然環境は良いのでお歴々が黄泉へ移住したら住みやすくなるでしょうね。
今の住人が黄泉へ移住するまではまだ時間が掛かりそうです。
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