生きていれば誰でも理不尽な場面に遭遇します。
そして、抑えられない本当の怒りに満ちあふれます。
そんなときはアンガーマネジメントをすれば、怒りが抑えられると聞きました。
しかし、これは本当のことなのでしょうか?
そこで実際に本当の怒りときアンガーマネジメントを試しました。
結果は見事に全く効果は無かったです。
本当の怒りはアンガーマネジメント程度では無理。
では、どんな方法を取ると本当の怒りを抑えられるのでしょうか?
今回はそんな本当の怒りを抑える方法をご紹介します。
6秒間で怒りがなくなるアンガーマネジメント!
アンガーマネジメントとは、自分で怒りをコントロールすることを言います。
暴力事件を起こした前園真聖氏が、資格を取得したことで有名になりました。
怒りは体に悪影響があるので怒りっぽくなった現代人に、アンガーマネジメントは必要なのかも。
では、アンガーマネジメントを実際にやる場合、どうすれば良いのでしょうか?
アンガーマネジメントの方法。
1つは「怒りのピークは長くて6秒」です。激高するような怒りでも、6秒をやり過ごせば怒りに任せて衝動的に行動しにくくなります。
引用:「怒りのピーク」は6秒、感情と上手に付き合う秘訣
URL:http://style.nikkei.com/article/DGXMZO06712260R30C16A8000000
説明だと怒りのピークは6秒間で、6秒だけのガマンをすれば怒りが収まると言われてます。
わずか6秒ならCMを見てるだけで怒りを抑えられるから、怒りっぽい人にピッタリの方法。
最近は、大手企業も怒りをコントロールするために、アンガーマネジメントを導入してるそうです。
あくまでも1つの例として6秒をやり過ごす方法があるそうです。
怒りを抑えられない体験を実際にしました!
アンガーマネジメントが本当なら6秒間だけガマンをすると怒りを抑えられる。
これは短気の人にありがたい話。
でも、実際に怒る場面に遭遇しないと、本当なのかどうか確かめられません。
そんなとき幸いなことに、起る場面に遭遇しました。
それは2016年3月某日。自分が仕事へ行く際にいつもの電車に乗ろうと駅に行っときの話。
いつも通り電車が来るアナウンスが流れると思ったら、その日は違うアナウンスが流れます。
「本日からダイヤ改正が実施され○時○○分の電車は○時◆◆分に変更です。」
前日に全くダイヤ改正なんて言ってなかったから、全く信じられずまさに寝耳に水。
すぐにネットで次の電車を調べ、職場の最寄駅にいつ着くか調べたら100%遅刻が決定。
昨日の段階でダイヤ改正を知ってれば遅刻はしないけど、ダイヤ改正を知ったのはダイヤ改正の当日。
こちらに落ち度は全く無いから、こんな理不尽な体験をすると、誰だって怒りに震えるはずです。
田舎の場合は電車を1本乗り過ごすだけで大変なんですよ。
実際にアンガーマネジメントを試した結果!
前日にアナウンスすることなく、いつの間にかダイヤ改正されたことは、ここ数年で最大最強の怒り。
そんなとき思い出したのがアンガーマネジメントで、この怒りを抑えるために6秒間のガマンをしました。
アンガーマネジメントの効果を期待しながら、鼻から息を吸い口から息を出す深呼吸をして、6秒が過ぎます。
しかし、6秒が過ぎても怒りを抑えられずそれどころか時間が過ぎるほど、怒りが増してたんですよ。
6秒間あれば怒りが抑えられるなんて全くウソです!信じてはいけません!
本当の怒りは6秒間で抑えられず、氷水を掛けられても体から湯気が出るような熱を持ってるもの。
仕事に遅刻するし仕事中も思い出して怒りが込み上げたから、アンガーマネジメントは全く役に立たない。
本当の怒りは6秒間で抑えられず、仮に6秒で抑えられるならそれは本当の怒りとは言えないでしょう。
6秒ガマンしたら逆に怒りが増幅。アンガーマネジメントはダメですね。
怒りを抑えるために自分がやった方法!
仕事中も休憩時間も朝を思い出すと怒りを抑えられず、帰りの電車の中でも全く同じ状態のまま。
これだったら怒りを発散させた方がキレイに忘れられたので、中途半端に抑えるのは逆効果なのかも。
でも、この怒りを抑えなければぐっすり眠れないと思い、とりあえず怒りの原因を解明することに。
問題は怒りの原因で、ダイヤ改正に気づかなかったのが自分なのかJRなのか、ここがポイントです。
怒りの原因の追究方法。
「○時○○分の電車がなくなることを、アナウンスしましたか?」
「同じ時間に何度も、アナウンスしましたか?」
最寄りの駅の駅員に聞きました。
最寄りの駅の駅員は「どちらもアナウンスをしていません。すみませんでした。」と、謝ります。
怒りの原因が自分ではなく、駅員のサービスに問題があったと分かり、とりあえずホッとしました。
そう思いながら帰ると、怒りの原因が誰か分かったことでゆっくりとですが、平常心に戻ります。
その日の夜は怒りの原因が分かったから、予想に反してぐっすり眠れたのは言うまでもありません。
自分に責任がない場合、仕方がないと諦めがつきますからね。
怒りを抑えられると分かった正しい方法!
怒りに限らずどんなことでもそうだけど、トラブルが起きたら原因を見付け出し解決することが一番の方法。
怒りが6秒で静まれば良いけど、怒りの原因を解決しなければ、その出来事を思い出したときまた怒るはず。
もし6秒間でも怒りを抑えられないときは、以下の3つの方法を試すことが、最短の近道ですよ。
怒りの原因をハッキリさせること。
1つ目の方法はなにか原因なのか誰が原因なのかを調べて、怒りの原因を見つけること。
実際に自分がやったけど、原因をハッキリされば何に対して怒っているか分かり、解決策が見つかります。
ただし、自分が原因の場合はしばらく怒りが抑えられないので、その点はご注意ください。
大声を出して怒りを抑えること。
2つ目の方法は体の中に溜まった怒りを外へ出すために、思いっきり大声を出して発散すること。
大声を出すと気分がスッキリして怒りが吹き飛ぶから、トイレへ行きタオルで口を押さ声を出しましょう。
ガマンをするとさらに怒りが増すので、怒りを抑える際は大声を出すことをおすすめします。
思いっきり腹の底から怒ること。
3つ目の方法はガマンをすればするほど怒りが増幅するから、最後の手段として本気で怒ること。
自分のように相手に非がある場合は後先をあまり考えず、自分の怒りをブチ撒けるしか方法はないです。
ただし、この方法は相手を傷つけることがあり嫌われるもしれないので、その点にご注意ください。
番外編.怒る場面に近づかないこと。
最後は番外編として自分の怒るポイントが分かった場合は、怒る場面に近づかないこと。
「君子危うきに近づかず」と同じで、怒る場面に近づかなければ、無用に怒ることはありません。
ただし、怒る場面を避けられないときはあるので、そのときは怒りを受け入れましょう。
6秒間のガマンよりも3つの方が現実的ですよ。
怒りを抑える正しい方法「まとめ」
ハッキリ言ってアンガーマネジメントの6秒間では怒りを抑えられない。
その代わり自分が見つけた3つの方法で抑えられると分かりました。
軽い怒りならアンガーマネジメントで対処できるけど、本当の怒りはさすがに無理。
最悪の場合、1日中ずっと怒りが体中に満ちあふれて、仕事が手につきませんよ。
怒ることは体力を使うし精神的に疲れるので、できれば怒る場面に遭遇しないのがベスト。
事前に自分がどんなことで怒るかを把握しましょう。
自分は時間通りに運ばないことで怒ることが分かりました。
COMMENT
私も6秒で怒りは収まりません。第一、怒ってる最中に6秒の事を思いだしたり、収める方法をやる余裕がありません。だって怒ってるんですから。そう言ってできないできないって言ってる以上、私はできないんだろうな。
コメントありがとうございます。
6秒では絶対に怒りを収めるなんて無理ですよね。
むしろ、怒りが収まるまで怒り続ける方法しかないと思います。
6秒で怒りを収められる人がうらやましいですね。
「アンガーマネジメント 時間が経つほど怒りが増幅」って検索したら
このページにたどり着きました。
私の場合、サンドバッグ的なもので発散すればすぐ怒りは解消されるんですけど
それじゃダメだから「アンガーマネジメント」が推奨されるんでしょうね。
6秒耐える以外に何かいい方法ないかなぁ。
コメントありがとうございます。
サンドバッグは確かに発散できそうですが、持ち歩けないのでちょっと困っちゃいますね。
たぶん6秒耐えても怒りは収まらないので、大声で叫ぶとか壁を思いっきり殴るとかしないと無理だと思います。
自分は怒りが収まらず、会社の壁を殴ったら穴が開いてしまい怒られました(笑)。
アンガーマネージメントの研修を何度かやって気づいたのですが、やっぱり6秒がピークってのは無理で、家に帰っても怒りが余計高まるってことあるんですよね。
じゃあこれなんなんだ?6秒って、と思ったのですが、多分ここで想定しているのは、カットして目の前の人を殴ってしまったり、大事な物を壊してしまったり、挑発された怒りにかられて取り返しのつかないことを言ってしまったり、決めてしまったり。
そういうレベルの話かなと理解しました。
なので、ダイヤの急な変更を聞いて、電車の中で、フザケンナバカヤロー!って大声を出して、周りの人にうるさいよ、と言われて殴り合いの喧嘩にならなかったり、駅員さんを殴らずに、解決に向かう行動ができた時点で、ピークの6秒をクリアしている、ということなのかなと思いました。